50名様限定キャンペーンやってます

循環式浴槽のレジオネラ対策 | 最適な循環配管洗浄の方法とは?

レジオネラ対策記事_循環配管洗浄の最適な方法

温浴施設のレジオネラ対策において、循環配管洗浄は欠かすことのできない重要な対策です。しかし、「循環配管洗浄」と一口に言っても、使用する洗浄剤の種類や洗浄方法によって、その効果は大きく異なります。

千葉県内のスーパー銭湯、スポーツジム、介護施設、ゴルフ場など、循環式浴槽を持つすべての温浴施設にとって、最適な配管洗浄方法を選択することが、利用者の安全確保とコスト削減の両立につながります。

本記事では、温浴施設向けの配管洗浄の種類と特徴を解説し、最も効果的なレジオネラ対策の方法をご紹介します。


目次

なぜ温浴施設の配管洗浄は専門的な技術が必要なのか

循環システムの複雑さ

温浴施設の循環式浴槽は、家庭用の風呂とはまったく異なる複雑なシステムです。配管の総延長は数十メートルから数百メートルに及び、ろ過器、熱交換器、ジェット噴出口、循環ポンプなど、複数の設備が接続されています。

配管には曲がり部分や分岐点が多数存在し、これらの箇所では水流が弱くなり、汚れが蓄積しやすくなります。さらに、配管内部に直接アクセスすることは物理的に不可能なため、化学的な洗浄方法に頼らざるを得ません。

バイオフィルムの強さ

配管内壁やろ過器表面に形成されるバイオフィルムは、細胞外多糖(EPS)という粘性物質で保護された微生物の集合体です。このバイオフィルムは非常に頑固で、通常の塩素濃度では除去することができません。

バイオフィルム内部では、レジオネラ属菌がアメーバに寄生しながら増殖し、通常の水中の100倍から1000倍以上の速度で増殖します。さらに、バイオフィルム内の細菌は塩素に対して100倍以上の耐性を持つため、日常的な塩素管理だけではレジオネラ対策として不十分なのです。

求められる洗浄の条件

温浴施設の配管洗浄で求められる条件は以下の通りです。

  1. 配管全体への循環: 数十〜数百メートルの配管すべてに洗浄剤を行き渡らせる
  2. バイオフィルムの分解: EPSバリアを化学的に破壊し、内部まで浸透
  3. レジオネラ属菌の殺菌: バイオフィルム内部の菌を確実に殺菌
  4. 設備への配慮: 配管やろ過器、熱交換器などの設備を傷めない
  5. 作業効率: 営業への影響を最小限に抑える短時間施工

これらの条件を満たすには、専門的な知識と技術、そして適切な洗浄剤の選択が不可欠です。


温浴施設の配管洗浄|洗浄剤の種類と特徴

温浴施設向けの配管洗浄には、主に以下の3つのタイプがあります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

①過酸化水素を主とした洗浄

工法の特徴 2〜3%濃度の過酸化水素を配管内で循環させ、その強力な酸化力によって生物膜を除去する方法です。過酸化水素は医療現場でも使用される殺菌剤であり、バイオフィルムへの浸透性が比較的高いことが特徴です。

洗浄力の評価

  • 洗浄力、殺菌作用: ◯(良好)
  • 有機物分解能力: △(限定的)
  • バイオフィルム除去能力: ◯(良好)

作業時間: 5時間以上

メリット

  • 強力な酸化作用により、レジオネラ属菌の殺菌効果が高い
  • 最終的に水と酸素に分解されるため、環境負荷が低い
  • 金属配管への腐食性が比較的低い

デメリット

  • 作業時間が長く、営業への影響が大きい
  • 有機物と反応してガスが配管内に溜まることがあり、注意が必要
  • バイオフィルムの完全除去には、単独では限界がある
  • 取り扱いに専門知識が必要

適した場面 レジオネラ属菌が検出された後の是正洗浄や、徹底的な消毒が必要な場合に適しています。

②高濃度塩素/二酸化塩素を主とした洗浄

工法の特徴 高濃度の塩素を溶湯水と循環させて殺菌処理を行う方法です。日常管理で使用する塩素濃度の数十倍から数百倍の濃度を使用し、強力な殺菌効果を発揮します。

洗浄力の評価

  • 洗浄力、殺菌作用:◯(良好)
  • 有機物分解能力:◯(良好)
  • 生物膜除去能力:×(期待はできない)

作業時間: 5時間以上

メリット

  • 即効性があり、浮遊菌に対する殺菌効果が非常に高い
  • 比較的コストが安価
  • 一般的に広く使用されている方法

デメリット

  • バイオフィルムの除去能力が低い
  • 泉質によっては有害ガスが発生する可能性がある
  • 金属配管への腐食性があり、残留塩素に注意が必要
  • 作業時間が長い
  • バイオフィルムのEPSバリアを突破できないため、内部のレジオネラ属菌まで到達しない

適した場面 応急的な消毒や、他の洗浄方法との併用による補助的な洗浄に適しています。

③当店の専用洗浄剤での洗浄【推奨】

工法の特徴 当店が使用している温浴施設の循環配管洗浄専用の洗浄剤は、他の洗浄剤を活性化させ、少ない量で効果的にバイオフィルムの除去が可能な洗浄剤です。陽イオン界面活性剤を主成分とした循環配管専用の洗浄剤により、過酸化水素剤、次亜塩素酸、スケール除去剤の洗浄力が活性化されることで、浴槽水の生物膜(スライム、バイオフィルム)への浸透と強力除去を可能としています。

洗浄力の評価

  • 洗浄力、殺菌作用:◎(非常に高い)
  • 有機物分解能力:◯(良好)
  • 生物膜除去能力:◎(非常に高い)

作業時間: 4時間ほど

35年の研究から生まれた独自技術

当店の洗浄剤は、カビ取りや防カビ研究を35年以上続けてきた博士が、防カビ技術の殺菌剤からヒントを得て開発したものです。長年の研究成果が凝縮された洗浄剤は特許も取得しており、公的機関からもバイオフィルムの除去能力の高さ等には高い評価を頂いています。

陽イオン界面活性剤の革新的メカニズム

循環ろ過装置の洗浄の目的であるレジオネラ属菌の除去のためには、まず生物膜へ浸透できること、そして確実に除去できるよう強力に洗浄できる洗浄力が必要です。

当社の専用洗浄剤の最大の特徴は、陽イオン界面活性剤を主成分としている点にあります。この成分は、過酸化水素剤、次亜塩素酸、スケール除去剤など、他の洗浄剤の効果を活性化させる作用を持っています。

これにより、一般的にみても洗浄剤も中和剤も少なく洗浄が可能です。多くの薬剤や人件費、運搬費用等をかけずに作業が可能である為、洗浄コスト削減の実現が可能となります。

メリット

  • 公的機関から認められたバイオフィルム除去能力: 循環配管洗浄に用いる洗浄剤はいくつかの公的機関、また学術的な方面からも高い評価を得ております
  • 安全性: バイオフィルムへの強力な除去能力を持ちながら安全な洗浄剤
  • 短時間で作業が完了: 4時間で完了し、営業への影響を最小化
  • コスト削減: 洗浄剤の使用量が少なく、作業時間も短いため、トータルコストを削減
  • 配管への配慮: 各種配管材質(ステンレス、塩ビ等)への影響を最小限に
  • 特許取得済み: 技術の信頼性と独自性が保証されている

デメリット

  • 洗浄剤の量が少なく、時間も短いため、一見すると効果に不安を感じる可能性がある (実際には、活性化メカニズムにより高い効果を発揮)

なぜ短時間で高い効果が出るのか

営業時間を意識し、限られた時間内で作業が完了できるよう洗浄工程の効率化を実施しています。陽イオン界面活性剤が他の洗浄成分を活性化させることで、少ない洗浄剤でも配管全体に素早く浸透し、バイオフィルムを効率的に分解します。

この洗浄時間の短縮は、洗浄コスト削減に対しても良い結果をもたらすこととなっています。施設の営業時間を圧迫せず、スタッフの作業負担も軽減できる、まさに温浴施設のために開発された洗浄方法です。


まとめ|最適な配管洗浄でレジオネラ対策を万全に

温浴施設の配管洗浄には、過酸化水素系、高濃度塩素系、そして当社の専用洗浄剤による洗浄など、様々な種類があります。それぞれに特徴がありますが、当店の洗浄剤はバイオフィルムを確実に除去できるかという点に重きをおいた洗浄剤であり技術です。

35年以上の防カビ研究から生まれた特許取得済みの洗浄剤は、陽イオン界面活性剤による活性化メカニズムにより、少ない洗浄剤で高い効果を発揮します。作業時間も4時間と最短で、営業への影響を最小限に抑えながら、トータルコストの削減も実現できます。

千葉県内の温浴施設、スーパー銭湯、スポーツジム、介護施設、ゴルフ場などの事業者様、利用者の安全を守り、施設の信頼を維持するために、当社の配管洗浄サービスをぜひご検討ください。

温浴施設向け循環配管洗浄に関する記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次